百年の孤独

文学を読んだり映画を見たりした後、解説を読んだりその作品についてインターネットで調べたりすることは意味が全くないとは言えないがそれは良いことだとは思わない。

自分がその作品に触れて感じたことが全てであって他人の評価により評価することは間違っている。

他人の評価を読むことが間違いならば読み手が存在するべきではないはずであり読み手がいないならば作品の感想を発信する行為すら間違っている。

つまりこうして小説を読んだ僕がブログの記事を書こうとしていることは間違いである。

しかし、その感想自体が作品となりうるならば内容に意味のあるものならばどうだろう。

つまり下らない批判や間抜けな賛美で構成されるのではなく僕の感想そのものが何かを生み出す意見になるなら書いてもいいんじゃないだろうか。

ということでそんなものを目指して書いていく。

ガルシア=マルケス百年の孤独

ある村の出来事を淡々と読み進めていく小説で読み終わるころには百年以上経過し老人のように物語を俯瞰することができる。

登場人物のほとんどが孤独を感じ愛を求めながら生きそして死んでいった。

歴史は繰り返すというがどの時代にも同じ「人間」が暮らしているのだからそれも当然だ。

彼らは昔から変わらず勤勉に暮らし放蕩に暮れ戦い疲れ、そしてそれらは世代が移れば忘れ去られ、いつの時代も同じようなことを繰り返すだけだった。