仕事

自分の人生をかけて命を救うこと、本当に素晴らしいし尊敬できる生き方だと思う。自分自身を律して強く優しく生きる。これは憧れるしそうでない自分を厳しく戒めることにも行き着く。
でも人間って本質的にそんな立派なものなのか?
その聖者のような人が将来自殺したり痴漢したりするかなんて誰にもわからないじゃないか。人間はもっと下劣で貧弱な生き物なんじゃないか。救われるのも人間なら救うのも人間。
どちらが高潔かなんてあるだろうか。自分とその周りを救うことで精一杯で、それ以上を救えなかったからって責められるものなのか。
職務を全うすべきということだ。ならば自分にも可能である職業を決めるときこそが最も大事。立派な他人に惑わされず自分の能力、情熱、考え方にあった職業に就くことが一番幸せなことだろう。